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脳

 

大人の脳は約1,400グラムといわれています。

この脳重量が大人に近づき落ち着いてくるのが10歳。小学校4年生だそうです。

あなたが小学校4年生くらいまでに好きだったことは何でしょう?

「ストレス発散法」と言われて、すぐに頭に浮かぶものをお持ちでしょうか。

それは、お酒やたばこ、買い物といったアプローチとは違う方法でしょうか。

小学校4年生くらいまでに好きだったことに熱中する時間が持てると、その時間は最高のストレス発散になるといいます。

思い出してみましょう。

時間を忘れて熱中していたことを。

うちの長男は、レゴブロックが大好きで、大人顔負けのありとあらゆる形を作って遊んでいます。

きっとこれが彼が大人になった時にストレス発散になる遊びなんだと思います。

 

脳の大きさとメタ認知

脳の大きさが大人と同じくらいになると、メタ認知ができるようになるそうです。

メタ認知とは、自分の考えについて考えること、認知に対する認知、自分をあたかも外から考えているように客観視すること。

など、分かるような分からないような説明がされますが、例えばこんなことだろうなと思った話があります。

 

ひいおばあちゃんが入っている施設におばあちゃんがお孫さんを連れて面会に行ったそうです。

そこで、ひいおばあちゃんが作った編みぐるみなどを「どうぞ」と男の子に渡しました。男の子は「いらな~い」と言って突き返し、一緒に行っていたおばあちゃんはその様子にやきもきしたようです。

「もらっとくね~」と言って私が預かったんだけど、こんな時はどうすればいいんだろうね。困るわ。

お孫さんと一緒に面談に行っていたおばあちゃんは、ばつの悪さを嘆いていました。

 

ここで要らないって言ったら、おばあちゃんが悲しむんじゃないか。そう考えてとりあえず貰っておくとか、そういうことができないのが子どもです。

そして、自分の言動に対して相手がどう思うかとか、そういったことを考えて自分の行動を客観視できることがメタ認知の一つの一つだと思います。

脳の大きさは、生まれたころは約400グラム。2歳で約700グラム。5歳で1,300グラムくらいになるようなので、5歳くらいでメタ認知ができる子もいるのかもしれません。

 

メタ認知とストレス発散方法

相手がどう思うか考え、こう伝えたら気分を害すのではないかとか、こんなことをしたら喜んでくれるんじゃないかとか、そんなことを一切考えることがなかった時期に好きだったもの。

この「好き」が自分を救ってくれます。

最高のストレス発散方法になるということです。

 

自分の好きだったことを考えてみたのですが、幼いころに週5で習い事に行かされていたので、好きなことに熱中していた時間を思い出すことができませんでした。

唯一、ストレス発散になっていたと自覚しているピアノを弾くことは、実家を離れて鍵盤に触る機会がなくなり、今では弾こうと思っても指が思うように動かないので逆にストレスになってしまいます。

「熱中していたこと」ではありませんが、香りあるものが好きだったので、香りあるものには癒されます。

妹は幼いころから一人でお絵描きをしたり、何かものを作るのが好きで、今でもお友達の誕生日に恐ろしく凝ったコラージュ写真を贈ったりしているのをみると、創作活動が彼女のストレス発散方法の一つなのだと思います。

 

好きだったこと、好きなもの。思い出してみれば何かあるはず

あなたの好きだったのことは何ですか?

2,3分考えてみて、「心が重たくなっているな」と感じた時に意識的に「好き」に没頭してみましょう。また、私のように思い出せない人は、「好きなもの」に少しだけでも触れる時間を持ってみましょう。

心の重石をとる習慣をつけると、気持ち軽やかに過ごせる時間が増えます。

良かったら試してみてください。

 

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