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伝える

「も~!早くしなさい!」

そんな言葉を発していることが多い今日この頃。

 

人に発している言葉は大きく2種類にわけることができます。

「も~!早くしなさい!」

これは「(あなた)早くしなさい!」と

あなた

が主語になっているYOUメッセージ。

 

これを

わたしは

を主語にするIメッセージに転換してみます。

「ママはもう少し早く着替えてくれると余裕をもってお家を出ることができるから助かるな。」

 

〇〇してくれると嬉しい。

〇〇してくれて助かる。

〇〇してくれてありがとう。

〇〇してくれて感謝している。

〇〇にワクワクした。

〇〇にウキウキした。

というプラスのストロークもあれば、

 

〇〇な態度にイライラする。

○○な行動を悲しく思う。

〇〇だと心配になる。

〇○な行動が不安になる。

〇〇だと寂しい。

というマイナスのストロークもあります。

 

プラスでもマイナスでもストロークは相手にとって心の栄養となり、「あなたは」が主語のYOUメッセージよりも深く相手にささります。

 

マイナスのストロークは部下などを注意するときに有効です。

 

ある会社に無断で数分から数十分の遅刻を繰り返す新入社員がいました。

彼女は電車で2時間の通勤をしているとのことで、途中人身事故などのトラブルで遅れることがあるのだろうというウワサでした。

周囲への影響を考えても、何も言わずに遅刻することはよろしくありません。

乗り換えの途中、最寄り駅についてから、いつかどこかのタイミングで一本電話を入れることは可能でしょう。

 

その彼女に対して、あまりに頻繁に無断での遅刻が続くため、「遅刻するなら電話連絡くらいしなさい。」と先輩が注意しました。

しかし、彼女の遅刻は全くおさまらず、連絡もありません。

 

そこで、メッセージの伝え方を「あなた〇〇しなさい」のYOUメッセージから「わたしはこう思うよ」とIメッセージで伝えたところ、彼女は遅刻をしなりました。

 

「〇〇さんから連絡がないと、何かあったんじゃないかと(わたしは)心配だよ。だから、遅刻しそうなときはかけることができるタイミングで会社に電話を入れてね。」

 

伝え方で相手への伝わり方、伝えたいメッセージの届き方が変わってきます。

 

誰かにメッセージを伝えるときは、Iメッセージに変換してから発信してみましょう。

自分が口にしてスッキリしたいのではなく、相手に行動の変容を求めるのであればなおさらです。

1日に1回、意識してIメッセージを発信していくことで、1ヶ月後にはあなたを取り巻く環境が変化しているはずです。

今日から取り組んでみませんか?

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