母の悪性リンパ腫疑いから、約1か月。
1月の上旬に生検の結果が出ました。
病名:悪性リンパ腫
分類:非ホジキンリンパ腫/B細胞リンパ腫/びまん性大細胞型リンパ腫/Ⅳ期
30種類以上の病型(悪性リンパ腫)
悪性リンパ腫とは血液のがんです。血液のがんと言えば、白血病を思い浮かべる人が多いと思います。私は「悪性リンパ腫=癌」だということを初めて知りました。
悪性リンパ腫は、細菌やウイルスなど病原体を排除するなどの機能をつかさどる免疫システムの一部であるリンパ系組織とリンパ外臓器(節外臓器)から発生するそうです。
リンパ系組織は、リンパ節、胸腺や脾臓、扁桃腺などの組織・臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管やリンパ液からなります。リンパ系組織は全身にあるため、悪性リンパ腫も全身すべての部位で発生する可能性があるようです。
そして悪性リンパ腫の病型は30種類以上あるといわれます。
同じ「悪性リンパ腫」でも細胞の種類によってその病状や進行の速さは大きく異なり、当然おことながら治療法も異なるようです。
悪性度 | B細胞性 | T細胞性・NK細胞性 |
低悪性度: 年単位でゆっくり進行 |
・濾胞性リンパ腫 ・MALTリンパ腫 ・小細胞性リンパ腫 ・形質細胞性リンパ腫 |
・菌状息肉腫 |
中悪性度: 月単位で進行 |
・マントル細胞リンパ腫 ・濾胞性リンパ腫 ・びまん性大細胞型B細胞リンパ |
・末梢T細胞リンパ腫 ・血管免疫芽球型 ・鼻型NK/T細胞リンパ腫 ・未分化大細胞リンパ腫 |
高悪性度: 週単位で進行 |
・バーキットリンパ腫 ・リンパ芽球性リンパ腫 |
・リンパ芽球性リンパ腫 ・成人T細胞白血病リンパ腫 |
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
B細胞性由来のリンパ腫が圧倒的に多いそうです。さらに、B細胞性由来のリンパ腫では「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」が最も多く、B細胞性リンパ腫の約40%を占めるようです。
結果的に母はこの最も多いタイプ(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫)でした。
骨髄に転移もみられたようで、1月5日から入院をして抗がん剤治療をしています。
最終的には実家近くの大学病院にお世話になることになりました。
しかし、入院するまでは様々な葛藤がありました。
経緯やその葛藤などはまた別の機会に書きたいと思います。
縦隔発生の悪性リンパ腫
病気のこと、病院のこと、入院までの1か月間さまざまなことを調べました。
母の場合は、胸骨を取り囲むように腫瘍が大きくなっていました。
縦隔発生の悪性リンパ腫は珍しいようでなかなか情報が集められませんでした。
有益な情報を集めようと夜な夜なサイト検索する日々が続きました。
下記は縦隔や胸腺由来の悪性リンパ腫の方のブログで参考にさせていただいたものです。
▼悪性リンパ腫の患者さんやご家族に、医療情報や交流の場を提供することなどを目的とする全国館や団体
グループ・ネクサス・ジャパン
▼JOYちゃん、2004年8月に入院され現在は寛解されています
抗がん剤のためどもは無理と言われるも不妊治療をされお子さんを授かっておられます
JOYちゃん
▼前縦隔の悪性リンパ腫を調べていた時にヒットしたyahoo!知恵袋
yahoo!知恵袋1
▼悪性リンパ腫についてyhoo!知恵袋での質問されている方への回答
悪性リンパ腫を調べ始めたころに、それを知るために役立ちました。
yahoo!知恵袋2
▼そもそも縦隔って何?という疑問を解消。金沢医科大学のサイトです
縦隔とは?
▼20代で発症した前縦隔腫瘍・悪性リンパ腫についてもつづっておられます。
りょうこさん
▼29歳で縦隔腫瘍(悪性リンパ腫)が発覚。
いばらさん
▼2013年6月前縦隔腫瘍(悪性リンパ腫)の治療について綴っておられます。
あずさん
▼埼玉の血液内科の先生が悪性リンパ腫を患者さんに説明されるときの説明方法を記載されています。
埼玉・血液内科の先生
▼病院選びについて、過去に癌を患った私も共感するところがありました
病院選びFAQ
65歳を過ぎて悪性リンパ腫になると、抗がん剤治療も臓器合併症の有無などを評価しつつ、減薬治療となるようです。
母の治療が順調にすすむことを願うばかりです。