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四国遍路 作法とお経の意味

母の悪性リンパ腫寛解を祈願してスタートした四国八十八か所巡り(逆打ち)。

約3か月かけて、主に土日や祝日を使いながら、スタートした第88番札所の大窪寺から第1番札所の霊山寺までを車で回ることができました。

第1番札所 霊山寺でいただいた冊子に心が整頓された

閏年とあって、ご利益3倍と言われる逆打ちで回りましたが、例年は第1番札所の霊山寺から順打ちでまわられている方が多いです。

第1番札所では四国遍路の作法等を丁寧に教えていただけるようです。

私は第1番札所の霊山寺を最後にまわったので、特に作法について改めて教わることはありませんでした。

ただ、納経所でいただいた「四国遍路 作法とお経の意味」という冊子を読んで、心に響く言葉が多く、気を張りすぎないで生き羽陽と改めて思いました。

冊子の中の言葉の一部をご紹介します。

お釈迦様の教え

どこか満たされない・・・欲しいものがまだ得られない・・・

そんな思いをしていませんか?

生きている間、ずっと「満たされない渇き」(苦)を感じるのが、人間なのだとお釈迦さまは説かれました。

 

「渇き」は自分の好きなものに執着し、嫌いなものを憎むほど、強まります。

 

この世界では、どんな美しいものも、時とともに姿を変えます。

自分の身体さえ、日々若さを失います。

それに執着するほど、苦しみが生まれます。

何かをしなければと焦っては、不安に取り憑かれます。さらなる苦しみに出会います。

 

苦しみの消滅

静かな強い心を持ちます

お遍路をしている間、静かに己の心を調え、物事を在りのままにとらえます。

心が静まれば、自分と他人を区別して利益を求めることは無意味になり、得失や、若いこと、老いること、汚れや、清らかであることにこだわらなくなります。

 

この世の移り変わりの中で、焦ったり、不安になったりせず、だれかを頼らず、静かな自分の心を拠り所とします。仏の智恵を頼ります。

 

お釈迦さまは次のように言い残されています。

「おのが心を措きて、どこに拠るべぞ よく整えられし己こそ、得がたきよるべを得ん。」

 

 

「四国遍路 作法とお経の意味」は何冊でも無料

最後のページに、この冊子の無料配布案内がありました。

「このお遍路の入門書(四国遍路)をお知り合いの方に、差し上げてください。何冊でも無料です。」と。

また、お力をお寄せいただける方は、どうぞ先の住所までお送りください。

御祈祷一口 千五百円(一口で10人のお遍路さんに仏教書を差し上げられます。)

一、あなた様のご家族の健康を祈願し、貴家のご先祖様を供養します。

二、毎年甘茶を4月8日にお送りします。

三、大乗仏教、マンダラ、弘法大師の即身仏についてわかりやすい私共の手製の資料を差し上げます。

〒779-0230

徳島県鳴門市大麻町板東字塚鼻126 四国一番霊山寺内

百万人に、お遍路を伝える会

遠いけれど、いつか四国八十八か所を巡ってみたいと思われている方は、この入門書を取り寄せて目を通してみてください。

この記事に書いた内容は一部ですが、あなたの心がささくれてしまっているとしたら、きっと整えてくれるはずです。

 

ご祈祷一口千五百円とは、良心的な価格で驚きです。

甘茶のプレゼントが毎年ということは、一度ご祈祷をお願いすると毎年しないと何だか心が落ち着かない状況になりそうですが、これを機会に毎年のご祈祷を恒例行事にしてみようかと考えています。

 

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