2016年4月9日土曜日に回ったお遍路記録の続きです。
第75番札所の善通寺から第72番札所の曼荼羅寺までは車で数分のところに次の札所が位置します。
ドンドン回れる区間。
ただ、出釈迦寺や曼荼羅寺までの道はかなり細いです。
国内三霊場の一つ
73番札所の出釈迦寺は、弘法大師出家の原点とされる霊場で、東寺、高野山とともに「国内三霊場」とされています。
本堂と大師堂が並ぶこじんまりしたお寺です。
大師が幼名「真魚」と呼ばれていた7歳のとき修行をつんだ地とされています。
「私は将来仏門に入り、仏の教えを広めて多くの人を救いたい。私の願いが叶うなら釈迦如来よ、姿を現したまえ。もし叶わぬのなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」
と身を投じた際に、天女と釈迦如来が現れたそうです。
また、訪れてはいませんが、境内方急な坂を50分ほど登った先に捨身ヵ獄禅定があり、さらに鎖を使って岩場を50m進むと「真魚」が身を投じたとされる場所稚児大師像がまつられる護摩壇があるとか。
チビたちが大きくなったら行ってみたいと思います。
四国霊場でもっとも歴史があるお寺の一つ曼荼羅寺
次の72番札所。曼荼羅寺までは車で約1分で到着。
その起源は1400年以上もまえと言われています。
境内は桜の木が多く植えられ、涅槃桜や八重桜がきれいです。
満開の時期に行くともっと素敵だったんだろうな。
大師が植えた松が、樹高約4m、東西に約17m、南北約18mに枝葉を張っていたそうですが、2002年に松くい虫にやられて枯れてしまったようです。
今は、その松の幹に掘った弘法大師像をみることができます。
境内には西行がつくったとされる「水莖の庭」があります。「曲水式枯山水」という形式で、苔と庭木の緑が庭石に調和する美観は珍しそうです。
そして、最後はやっぱり讃岐うどん
逆打ちだと金倉寺の方に戻るので、先にお昼の時間であれば寄ってみると良いかもしれません。
「大釜うどん」さん。香川県善通寺市中村町615-17
テーブル席でもゆっくりできますし、お座敷もあって子連れに優しいです。
まだねんねの時期の赤ちゃんを連れてもいけるのがいいかも。
「長田 in 香の香」同様、釜揚げうどんがウリのお店です。
そろそろ香川県におうどんを食べに来たくなってきました?