2010年から3年に一度開催されている瀬戸内国際芸術祭。
2016年の開催も秋会期11月6日で終わってしまいます。
秋会期のみの開催となる島を巡ろうと、先々週伊吹島、先週は粟島、今日は高見島に行ってきました。
光をつかった不思議な感覚になる作品が特徴的でした。
瀬投資国際芸術祭はその空間に身を置くことで感じられることを楽しむ作品が多いので、残りの開催期間はわずかですが、是非どちらかの島に足を運んでいただきたいものです。
日々仕事に追われ、生活に追われて、ささくてしまった心が癒される空間がそこには存在します。
Contents
多度津港から高見島へ
11時に多度津港を出航するフェリーに乗れるように、10時20分ごろに港に到着しました。
先週の粟島では港の駐車場がいっぱいだったので、少し離れたところにある駐車スペースまでシャトルバスがピストン輸送してくれていました。といっても、バスで10分くらい。結構な距離があります。
多度津港も駐車スペースは満車とのことで、徒歩7分くらいの場所にとめることになりました。
ということで、車で島めぐりをされる方は、出航時刻ギリギリにならないように時間に余裕をもっておくことをおすすめします。
到着は11時半ごろだったので早速お昼ごはん
12時過ぎると混むかな~と思い、高見島についてすぐにお昼をいただくことにしました。
作品番号148、149をまず見ようと向かった港からすぐのとことに看板を発見。普通の民家です。下の写真の真ん中のお家です。
玄関を上がって、応接間に通され、メニューはカレーと牛丼とたこ飯。どれもワンコイン500円。コーヒーなどの飲み物を付けると800円。
作品No.149 時ふる家
古民家に入ると、壁に突き刺さった数々のアクリル板が目に飛び込んできます。
外の光がこのアクリル板を通して家の中に差し込んでいるのですが、外からの光だけとは思えない輝きがそこになあります。
チビちゃんたちが一緒でなければ、時間を忘れて眺めていたい空間でした。
作品No.149 漁師と職人
漁船の中に絵付けされた陶器のタコツボがたくさん積んであります。
港にも。綺麗な青です。
作品No.150 錆色の旅
使われなくなったか全製品などの金属から形作られている船です。
引退が決まった定期便の新なぎさ号が形どられています。
作品No.152 覚悟のイロハ
風ではためく大きな布。迫力満点の作品です。
作品No.154 よなべのみやげ
島をいろどる作品のアーティストさんが島で暮らしながら実際に使っておられたかまど?が作品に。
作品No.151 たゆたう庭
古民家の2階に展示されている作品です。
入場制限があったのでまあまあ待ちましたが、「わ~」と声が出てしまうような幻想的な作品でした。
お塩で作れれているの湿度管理が大変で、9月の台風で溶けてしまい急所作家さんが入られて不眠不休で作り直されたとか。秋会期にギリギリ間にあったそうです。
お塩で作られているこの作品の繊細さが、空間全体に広がっています。
作品No.147 海のテラス
高台にあるイタリア料理のお店。
行った日は曇りで風が強かったですが、お天気がよいとこちらのテラスでのお食事をとるとめちゃめちゃ気持ちがよさそうです。
海の見えるテラス席からは瀬戸大橋も見えて、景色自体が絵画のようです。
作品No.153 うつりかわりの家
古民家の壁や屋根、一面に小さな穴があけられ、そこから差し込む太陽光。
無数の光が織りなす世界はヒンヤリした感覚と、心地よさがあって、ここもぼーっと時間を気にせずに滞在したい空間でした。
が、子どもたちが走り回るので断念。。。
ゆ~っくりのんびり楽しみたいものです。
作品No.155 除虫菊の家
高見島は蚊取り線香の原料となる除虫菊の栽培で栄えたといいます。
島の歴史背景を踏まえての作品。興味深いです。
高見島の地形
男木島や女木島などかなりの急こう配ですが、高見島もなかなかの傾斜面を登ります。
作品No.150の錆色の旅から作品No.152覚悟のイロハ方面にはひたすら坂道です。かなり息があがります。
一気に登って疲れ果ててしまなわいように、のんびり登ってください。
番外編 島で見つけたもろもろ
廃墟の中の無数のたこ壺。
他にも港近くにはたくさんのたこ壺がありました。
浮きで作られたネコちゃんたち。
鶏となんだろう?そして龍。
海のテラスの横にあったお家の中に露天風呂を発見
大聖寺では茶粥のお接待をうけました。
子どもたちには折り紙でかわいく折った鶴の中に入った雨をただきました。ごちそうさまでした。
かわいい後姿にも癒されました。
お天気は曇りでしたが、ほっこりする日帰り旅でした。
秋会期もそろそろ閉幕しますが、是非どちらかの島を訪れて心の洗濯をしていただきたいと思います。
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