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 瀬戸内国際芸術祭2016 伊吹島

 

瀬戸内国際芸術祭の秋会期が2016年10月8日土曜日からスタート。

3連休には諸々の用事があっていくことができなかったので、10月15日気持ちの良いお天気の中行ってきました!

秋会期は秋にのみ開催される地域に行こうと思っています。

ということで、本島、高見島、粟島、伊吹島の4島が選択肢に上がるわけですが、まずは一番自宅から遠い「伊吹島」に行くことにしました。

 

伊吹島ってどんな島?

伊吹島といえば、「イリコ島」と呼ばれるくらい。イリコで有名な島です。

香川県内のうどん店の出汁はこの島のイリコを使っているところも少なくないと思います。

普段出汁をとらない人も是非一袋買って帰って、一袋分だけでも出汁をとって使ってみてほしいです。

格段に料理の腕が上がった気分を味わっていていただけることと思います。

観音寺港からはフェリーで25分のところにあります。面積は約1平方キロメートル、人口は約600人の島です。

行って驚いたのはかなり急こう配の坂道が多いということ。島のみなさんは原付で移動されていました。

伊吹島にある作品は164番から170番までの7作品。

 

大きなエリマキトカゲになった気分

いただいた案内に「反時計回りで作品を見て回るといいですよ」と書いてあってので、170番の作品から見ることにしました。

うわ!ナニコレ?

真ん中から顔を出せるように竹で組まれた足場にハシゴが設置されています。

ここから顔を出して向かいの建物から写真をとることができますよ。

このパネルみたいなものは、イリコを干す網だと思われます。

Here, There, Everywhere: Project Another Country -Dap-Pay-

 

この作品を撮影できるポイントから見える逆サイドの景色も素敵です。

伊吹島からの景色

伊吹島からの景色

ふぁ~きもちいい。

 

島のあちこちに

次は169番の作品。ト・ラ・ン・ス・フォー・マー -島に成るー

これは島の至る所に点在しています。

伊吹島民俗資料館に映像作品が展示されています。

例えば、この外壁の上にある白い人型とか。

ト・ラ・ン・ス・フォー・マー -島に成るー

 

ぼーっと眺めてみると心が整うかも

お次は168番の作品。限界 / 伊吹の静けさ打つ水の音。

空き家の中にはこんな空間が。

限界 / 伊吹の静けさ打つ水の音

何でしょうね。

京都のお寺巡りをしていた時に出会った「地蔵寺」を思い出しました。

ずーっとぼーっとお庭を眺めていたくなるような空間のお寺なのですが、ちょっとそんな雰囲気。

くつろぎ空間と後悔のランチ

お次は167番のイリコ庵。

いりこ庵

休憩所です。「いりこ庵」の隣に「うららの台所」というご飯屋さんがあります。

ここには瀬戸内国際芸術祭2016秋 伊吹島の限定メニュー「うららの玉手箱」が販売されています。

フェリーに乗る前にもらったチラシがこちら。

うららの台所

限定50食。

惹かれたけど、2,000円は高いかな。と感じてお昼はフェリーを降りてすぐにカレーのチラシをもらったなぁとカレーにしました。

ワンメニュー500円。

ラッシーとかチャイ、コーヒーは200円、いや250円だったかな。

スパイスがきいて、チキンがゴロゴロ入ったアンチョビカレー。

ご飯がいまいちでしたが、カレーは美味しかったです。

でも、イリコ庵横にあるうららの台所で「うららの玉手箱」を食べている方のお弁当を見てビックリ!

パッと見た感じ35センチ×35センチくらいの大きさの木箱の中に島の恵みがたくさん詰まっていました。

こんなに大きかったの!と驚いて、おっと、これだったらこのお弁当にしたらよかったな。。。と思ったのでした。

残念。

え?これ本物のトイレだったの?

お次は164番の「トイレの家」。

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トイレの家

トイレの家

トイレの家

作品紹介どおり、壁や天井からの光の入り方が綺麗でした。

その建物の中にあるのは本物のトイレでした。

 

伊吹島で一番心が動いた作品。それは圧巻。

次は165番の作品。「沈まぬ船」。

沈まぬ船

これは圧巻です。

浮きが魚網などにくくられているのですが、その数なんと6万個。

光とのコントラストもいい感じです。

ハロウィンのお化けかぼちゃも発見。

沈まぬ船

小学校の2階ほぼ全フロアを使って展示されているこの作品をみて、1階に降りると、そこにあるのは

 

 

 

伊吹島ドリフト伝説

伊吹島ドリフト伝説

166番の作品は何とレーシングゲームです。

伊吹島を構成する道路や路地を取材して作成されています。

島の作品ンをぐる~っと巡ってこのゲームにたどり着くと、より一層このゲームが楽しめると思います。

伊吹島ドラフト伝説

レーシングゲームのできる部屋に入ると、外国の方が原付を運転されていました。

実際に設置されている原付を運転してキャラを走らせます。

が、バックの操作方法とか慣れるまでに相当壁などにぶつかりまくります。

何を動かすかが選べるのですが、この方はトラが胴体で体が人間。顔3つがグルグル回っているというシュールなキャラを選択されていました。

子どもたちもこれがいい!といったのですが、主人がまさかのセレクトミス。

おっちゃんが原付に乗って島を走るバージョンになってしまって長男がグズルぐずる。

次に待っている人がいなかったら私も運転してみたかったな。

その他番外編

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10時10分に伊吹島について、11時半ごろからお昼ご飯を食べて、13時30分のフェリーに乗って家路につきました。
この島にもいろんなところに猫ちゃんがいました。
ゆっくり歩いて、島の風や海の香りに自分のエネルギーがチャージされていくのがわかります。
島巡りによるデトックス。おすすめです。

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