このブログ記事は2009年から綴っていた別ブログの記事の一部(舌癌の記録)を引っ越したものです。
舌癌の疑いから告知、入院手術、術後の記録を綴っていたものなります。
さて、今日はどうでもいい話。
入院中、中学時代に感じた感覚が蘇ることが何度かありました。
病院には現世には存在しない方がたくさんいらっしゃるんだなぁと感じることがチラホラ。
私は日頃あまりその存在を感じることはないので、入院中のその感覚は久々でした。
談話室の女の子
よく感じる場所が2か所あって、1つはお見舞いに来てくださった方と語らう談話室。
そこには女の子がよく座っていました。
両親とその部屋にいたとき、その日は主人と私と両親しかいなかったのですが、その子はいて、私たち家族は丸テーブルを囲んで話をしていました。
私から見るとその子は正面の長椅子に座っていて、両親はその長椅子に背負向けて座っている状態。会話の途中でうちの母が急に振り返り、「誰かいるのかと思ったら、誰もいないじゃない。」と一言。
あー他の人にも感じるものがあるんだなぁと思ったり。
お隣のベッドに遊びに
くっきりとその存在がみえるわけではないのですが、隣りのおば様のベッドにも誰かがよく遊びにきていました。
お隣の方は常にカーテンを閉めている状態で過ごしていたので、その様子は基本的に見えません。ただ、人がいると気配がありますよね。
左隣のおば様のベッドにはおば様がゴソゴソしている気配がして、おば様がいると思っていたら、そのおば様が放射線治療から戻ってこられたりして、「あれ?さっきまでいたのは誰?」ってことがたびたびありました。
向かいの元気のいいおば様のところにも、斜め向かいの在日韓国人のおば様のところにも行くことなく、左隣のベットが好きなようで、おば様がいない時はいつもそのベッドにいて、ごそごそと荷物の整理みたいなことをしていました。
まぁ、気のせいなんですけどね。
抗がん剤治療に放射線治療にと少し進行した癌の様子だった左隣のおば様。
今も元気にされているかなぁとふと思い出しました。
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