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直島へ「あさひ」で

 

2010年の第1回目開催から3年おきに開かれている「瀬戸内国際芸術祭」。

2013年は行けず、2016年の今年、思い付きで言った男木島に続き、直島にも足を運んでみました。

 

船は悪天候に弱い

夏の開期(7月18日~9月4日)も残り2日の9月3日土曜日。

直島行きの9時15分に高松港を出るフェリーに乗りたかったのですが、8時55分ごろに港に着いたときにはすでに販売終了。

係りの人によると、9時15分発は高速船だったので、台風による波の影響の心配があり、入場制限をかけたとのことでした。

ということで、約1時間後の10時14分発のフェリーの切符が販売されるのをひたすら待つことになりました。

待っている間にじっとしてられない子供たちには、主人と高松駅のバスターミナルが見えるところに行ってもらい、9時40分に販売が開始されました。

そこから、船が来るのを待つこと数十分。

直島行きの「あさひ」が高松港に入港!

先日の女木島、男木島行きのフェリーの3倍くらいありそうな大きな船です。

並んでいる間に見えた女木島、男木島行きのフェリーは難民船のごとく人が乗っていて、驚かされました。

直島行きフェリーに乗るのを待っている人たちが口々に「あんなに載せて大丈夫かな?」というほどです。

甲板にすし詰め状態で立っている人が見えていましたが、定員オーバーではないのでしょう。

瀬戸内国際芸術祭の回り方。重要かも。

直島や小豆島などの比較的メジャーで大きな島から回ってしまいたいけれど、何日か行く予定で、開催期間の終了間際まで回るかもしれないというときは、男木島や女木島などから回ったほうが良いように思います。

40分とか50分立ちっぱなしはきつそうな光景でした。

 

体感してこその作品ばかり

直島では、建物の中の写真はNGと言われたので外観のみです。

2010年はOKだったけど?

男木島は大丈夫だったのだけど、島ごとに違うのかな。

でも実際のところ作品の多くが体感型なので、写真だけではほとんどその良さが伝わりません。

公式サイトで改めて作品の写真をみてから行ってみましたが、静の写真に対して動の生作品。

行ってみて体感して初めて分かる良さが満載です。

 

直島で見て回った作品

▼はいしゃ

昔本当に歯医者さんを営まれていた建物をつかっている作品です。

中には大きな自由の女神などが設置されていて、独特の世界観を醸し出しています。

 

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▼護王神社

地下の狭い穴をくぐっていくと、先にはガラスの階段が。

この階段、本殿と繋がっていて、差し込む光によるガラスの輝きが綺麗です。

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▼赤いかぼちゃ

フェリーが直島の宮浦港に着くと、まず出迎えてくれる作品です。

草間彌生さんの特徴的な作品。

今回は行っていませんが、ベネッセハウスの近くには黄色い南瓜がありますよ。

 

赤いかぼちゃ

 

▼直島銭湯「I♥湯」

入浴できちゃう作品です。

直島銭湯「I♥湯」

可愛らしいタイル。

どこのか聞いたのに忘れてしまった。。。

直島銭湯「I♥湯」2

 

▼直島パヴィリオン

気楼で海面に浮かぶように見える「浮島現象」をイメージした作品。

夜はライトアップされて幻想的だと思います。

中にも入れて、子どもたちは大喜びでした。

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▼直島ホール

建築家の三分一は周辺の風や水、太陽の動きなどを約2年半にわたり綿密にリサーチして建築されたホールだそうです。

天井からの光の入り方が綺麗でした。

直島ホール

 

直島ホール2

 

▼角屋

写真はないのですが、2010年に直島で見て回った作品の中で、今回もう一度回りたいと思った作品の一つ「角屋」。

200年ほど前の家屋を改修した、家プロジェクトの第1弾。外観は漆喰仕上げ、焼板、本瓦だが、中には125個のLEDデジタルカウンターを設置し、水面で明滅を繰り返す。このカウンターの速度は直島に暮らす人々が設定した。つまり、町の人たちが作品制作に関わった第1弾でもある。

たくさんのデジタルカウンターが色とりどりに1から9までカウントしています。

あ、0あったかな???

カウントの速さが一つ一つ違っていて、どうやってどれ一つとして一緒の速さのものがない状態が作れたのだろう?緻密な計算がされているのかと思いましたが、直島に暮らす人たちが設定されたんですね。

自分ならどのくらいの速さでカウントの設定をするのかな。

確かに個性がでそうです。

真っ暗な空間に、水がはられて数字が点滅する様子は眺めていると不思議な感覚になって、しばらくぼんやりと眺めてしまいます。

角屋

 

▼南寺

これもまさに体感型作品。

暗闇に作品の光が浮かび上がります。

南寺

2010年にみて、今回は2歳の次男が怖いと泣いてしまって入り口から数歩しか入れませんでした。

この作品は整理券がないとまずは入れません。

直島の作品を回るときはまず、この作品の整理券をとってから他の作品を回ることをお勧めします。

 

番外編 島のあれこれ

 

▼直島の作品間を巡るバスもかわいい。

 

直島を回るバス

 

▼こんな外壁初めて

一般のお宅の外壁ですが、小石が敷き詰められていたので面白いなぁと思わずパチリ。

 

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▼浮きで作られたカエルちゃんたち

 

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▼かぼちゃのオブジェ

黄色と緑の配色がきれい。

かもちゃのオブジェ

 

▼お昼は「ゑびすかも」

「ハマチの漬け丼」と「鶏そぼろの三色重」を頼みました。

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ぼちぼちでした。。。

「あいすなお」というお店にはいったことがあるのですが、何組が並んでいる人がいてやめました。

 

島でお昼を食べるときはお昼時ど真ん中を避けて、11時台にはどこかに入りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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