2016年4月2日土曜日から母の癌の寛解を願ってはじめた四国八十八か巡り。
うるう年なので、第88番札所からの逆まわりをしています。
いよいよ日帰りで行くのは往復するだけで4,5時間かかる領域に入り、1泊2日の小旅行をすることになりました。
2016年4月28日、29日の2日間で、第60番札所の横峰寺から第44番札所の大宝寺、あわよくば第41番札所の龍光寺まで行ければと計画して出発。
朝、6時20分という早朝に出発したこともあり、順調に参拝することができました。
第43番札所 明石寺
第44番札所の大宝寺からは高速に乗って西予宇和ICまで行き、おおよそ車で2時間かかります。
遠いのです。とても。
明石寺は今までお参りをしてきたお寺と大きく違った印象をうける茶色い瓦屋根のお寺でした。
↑これは延命地蔵堂ですが、本堂も太子堂もすべてこのような赤茶色の屋根でした。
第42番札所 仏木寺
第42番札所の仏木寺。第43番札所の明石寺からは車で約30分です。正門には佛木寺と書いてありました。
全く気付かずに写真を撮っていなかったのですが、鐘楼堂が四国霊場では珍しい茅葺の屋根だそうです。
第41番札所 龍光寺
第42番札所の仏木寺から車で約7分。第41番札所の龍光寺につきます。
が、到着までに道の細さに戸惑います。
というのも、お寺に近づくと小さな鳥居があります。
その鳥居の右横の細い路地を入りっていくのですが、ネットで鳥居の横の細い道を・・・と見ていてもその細さに不安になります。
主人が運転をしていたので車を降りて、奥まで本当に行ってよいか確認をしに走りました。
鳥居の右横の道を不安になりながら突き進むと突き当ります。そして、左に曲がり道を若干登ってゆくと駐車場に着きます。
距離は短いのですが、車でお参りをされる方はちょっとした心構えをしておくと良いかもしれません。
龍光寺自体は、神仏習合のお寺であったことが、素人目にもよくわかります。
まず、山門は鳥居で、仁王像に代わり守護役・狛犬が迎えてくれます。境内には狐とお地蔵さんの石像が仲良く並んでいらり、仏と神が同居している様がうかがえます。
お寺もいろいろ
第88番札所の大窪寺から第41番札所の龍光寺まで47カ所のお寺を回りました。
四国八十八か所巡りをしなければ、生涯こんなにたくさんのお寺を参拝する機会はなかったと思います。
お寺も立地から由来から歴史から何から何までそのお寺ごとに特徴があって、なかなか面白いなと感じています。
個人的には山の中で吸い込む空気を気持ちよく感じられるお寺がお気に入りです。
「観自在」めざしたい心のありよう
次は観自在寺からスタート。車で片道なんと3時間半かかります。
写経をしている「般若心境」の中にも出てくる「観自在」。
その意味は
仏語。すべての事物を自由自在に見ることができること。
事実は一つ。だけど、物事はその見方によってどのようにもとらえることができます。
それが自由自在にみることができるようになれば、生きてゆく中でこれほど強いことはないでしょう。
少しでも「観自在」に近づけるように、感じられるものがあればよいなと思うのでした。