このブログ記事は2009年から綴っていた別ブログの記事の一部(舌癌の記録)を引っ越したものです。
舌癌の疑いから告知、入院手術、術後の記録を綴っていたものなります。
3人に1人が「ガン」で亡くなるという時代。
(※2009年から9年経った2016年現在は2人に1人がガンになると言われています)
今日は自分がこの病気にかかったことで初めて知ったことを少し書いてみたいと思います。
舌癌ってどんなガン?
私の患った「舌癌」は年間の新患者数が約3000人というガンの中では、比較的珍しいガンです。
3000人と言われても多いかの少ないのか、確かに周りで舌癌になったって話あんまり聞いた事ないなぁって感覚でしょうか。
比較すると、1年間に新たにガンになった患者数は、「胃がん」約11万人、「肺がん」約9万人といわれています。
※2009年当時の数字です
自分がこの病気になるまで、「ガン」はどれも同じだと思っていました。
同じ部位のガンでも種類がたくさんある
でもこの「ガン」。
「癌種」「肉腫」という病理学的な分類をはじめ、たくさんの種類があるのです。
ガン細胞に種類があることを初めて知ったのは、治療方針について先生からお話があったときでした。
手術で切った舌を薄くスライスして調べ、その結果から術後の治療理療方針を考えるというお話でした。
要は、ガンはガンでも暴れん坊と比較的大人しい子がいてその種類は様々ということです。
分化度(低分化、高分化)によってもその進行に違いがあるといいます。
さらに、その浸潤度(組織内部のどこまで広がっているか)によっても予後は随分変わってくるようです。
術後、私がまだ意識が戻っていない頃、主人や家族に切除した部分を見せて、これを今後詳しく調べるといった話があったのとのことでした。
術後、治療方針の話と転移の可能性
術後初めての検診では、外来で診察を受けている先生から細胞の話はありませんでした。
今後は抗がん剤や放射線はしないで、1ヶ月おきに経過をみていくというお話でした。
幸いにも切除した私のガン細胞は、比較的大人しいヤツだったということでしょうか。。。
ただ、舌癌の厄介なことは首のリンパに近いため、早期(ステージⅠやⅡ)のものであっても術後1年半の間に約30%の方に頚部リンパ節への転移が見つかるということです。
患者数が多くはないので、ブログで自身の経験を綴られている方の情報を参考にさせていただいているのですが、やはり多くの方が頚部リンパ節への転移を経験されています。
先生からは「1年半とまでは言わないが、1年は子どもを考えるのは待ったほうがいいね」と言われています。
今はただ、今出来ることをするしかないのですが、次は私が今予防のためにしていることを書きたいと思っています。
|