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このブログ記事は2009年から綴っていた別ブログの記事の一部(舌癌の記録)を引っ越したものです。

舌癌の疑いから告知、入院手術、術後の記録を綴っていたものなります。

 

ペンと紙

 

グータッチじゃなーい!

舌癌の術後、目覚めて最悪。

息ができない。。。

主人にジェスチャーで「何か書くもの!!!」と訴える。
オロオロする主人。伝わってない。

何度も書くまねをしてみる 。主人の後ろにいた父が「何か書くものが欲しいっていいよんやろ~」って言ってるのに、主人は聞こえてないのかその場でまだオロオロしてる。

息苦しさの限界を超えつつあるから、こっちも諦める訳にはいかない。必死で何度もジェスチャーを繰り返す。

すると、なんと主人は私のペンを持っているジェスチャーをしている手に『グータッチ』をしてきたのだ。

ありえない。

逆に怒りも通り越すほどでした。

という、ことがあり、『グータッチ』したあと私がものすごく怪訝な顔をして初めてうちの父親の言葉が耳に入るようになったのか、やっと何かを探し始めたのでした。

 

なぜワザワザリングノートから外す?

術後、すぐにじゃべれないことは事前にわかっていたので、ノートとペンを用意していました。

そのノートとペンがベットの横の台の下にあるのは主人も知っているはずなのに・・・

ワタワタと、そして、何を用意したらいいだろうとオロオロし続けている夫。

で、やっと出したのが彼の手帳。

そこから紙を二枚、リングノートからから外してペンと一緒にくれたのです。

想像してみましょう。

ベットに横になっている人にペラ紙とペンを渡しても柔らかい布団の上では何も書けません。

これで一体どうしろと~と怒りを覚えつつ、

左手は点滴の針が刺さっててあまり動かせません。

手渡されたペンと紙を右手に持ち、壁に紙をくっつけてペンを持った右手で抑えながら何とか書こうとしました。

が、書こうとしたら押さえがきかなくなって紙はベットの隙間をつたってスルッと下に落ちてしまった。

 

息が苦しい。苦しすぎる。もう限界なのよ。わかってよ。

それでももう一枚同じ紙を紙だけ渡され、ダメだこりゃと思いつつ、「私のノートをとって」と書いて渡したのでした。

だってね。10センチ程度の紙じゃ書き辛いし、私が私がして欲しいことは看護士さんに伝わらないのよぉ。

ここまでにどれだけの時間を費やしたのだろう。

やっとの思いで手に入れたノートに
「息がくるしいから鼻から吸引して欲しい。鼻をかんでみたけど何かが固まってているみたいで全くかめない」と書いてナースコールを鳴らした。

舌がはれすぎてて、全然言葉にならないのが辛い。

舌癌の他の方のブログ読んでると直ぐに話せたと言う方もいて、私もそのくらいの気分でいたのにな。

 

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