瀬戸内国際芸術祭。
ご存知ですか?
2010年から3年に1度開催される現代美術の国際芸術祭。
島々に展示された現代アートを巡るかたちで観ていきます。
美術館でじっくり静かに鑑賞しなければならないものとは違うので、小さなお子さんずれでも楽しめると思います。
ただ、女木島とか男木島とか、細い坂道が多いところはベビーカーとかムリだし、抱っこひもでの移動もきついのでご注意を。
2010年に行き、前回2013年は行けてなくて、2016年は秋に行ってみたいと思っているのですが、どうなることやら。
因みに1年3開催で、春は終わって、夏は9月4日日曜日まで。秋は10月8日土曜日から11月6日日曜日までです。
会場は瀬戸内に浮かぶ島々
開催地は瀬戸内に浮かぶ島々をメインとして、島にアートが展示されています。
島ごとに様相の異なる大きな大きな美術館というイメージです。
直島 、 豊島 、 女木島 、 男木島 、 小豆島 、 大島 、 犬島 、沙弥島(春のみ) /、本島(秋のみ) 、 高見島(秋のみ]) 、粟島(秋のみ) 、 伊吹島(秋のみ) 、 高松港・宇野港周辺が会場です。
全部を回るのはなかなかハードなので、気になる作品の多い島をゆっくり巡ることをお勧めします。
特に妊婦さんに訪れてもらいたい作品
開催初年度の2010年は長男も生まれておらず、2013年は長男が1歳、次男はまだお腹にいない状態。
だから、いずれも開催時期とお腹の大きい妊婦さん時代が重なっていないのです。
だからなんなの?って話ですが、
2010年に訪れた時、人の「生命」を感じた作品があります。
豊島にある「心臓音のアーカイブ」
世界中の人の心臓音を収蔵し、公開している作品です。
心臓音一つでも、当たり前ですが一人ひとり違うんだなぁと、その個性をしみじみと感じたことを今でも鮮明に覚えています。
そこで、人の心臓音を聞くだけでなく、自分の心臓音を録音してもらえるのです。
心臓音の登録料(CDブックレット付) 1,540円
だから何が言いたいかって?
そう、妊婦さんならもうわかるはず。
私は録音していないから実際のところはわからないのだけど、週数によってはお腹の中のベビーの心音も拾ってくれると思うのです。
妊娠後期になると、 NSTという胎児心拍数を観察する検査をします。「胎児心拍数モニタリング」とも呼ばれますね。
このとき、横になって赤ちゃんのドクドクと早い鼓動を聴いて安心するママも多いのではないでしょうか。
NSTでベビちゃんの心音を聴きながら、「あぁ、あの時妊娠後期だったら、自分の心音と一緒にベビちゃんの心音が記録できたのになぁ」とふと瀬戸内国際芸術祭で巡ったアートのことを思い出したのでした。
それが、豊島の「心臓音のアーカイブ」です。
実際試していないので、ベビちゃんの心音も拾ってくれるか確かめることはできていません。
ただ、自分が妊娠後期の妊婦だったら、試しに録音してみたかったのです。
瀬戸内国際芸術祭開催のタイミングと妊娠後期が重なる方がいらしたら、是非今しかない心音の共生を楽しんでいただきたいと思います。